医療ひっ迫の前に雇われ勤務医がずっと思うこと

もう奈子は年なので

救急は免除してもらいました(詳細は書けないがw)が、

救急って一応まともな病院では、こういう患者が問い合わせあるけど

「受けますか?」

って聞いてくれるわけね。

 

そんでもって、自分の見れる範疇じゃない限りは受けて診るんだけど

2時救急当番の輪番日(今回は説明省略)では基本断らないけど・・・

 

嫌!診ない!!

って返事も一応可能なわけ

 

まあ、救急1件いくら、

入院させたらいくらなんてインセンティブが発生する場合も勿論あるんだけど

 

受けなければ、折角湯を入れたインスタントラーメンが伸びることも

出前を取った弁当が冷めることも

楽しみにしていたテレビ番組も

何より貴重な睡眠も

 

全部ゲットできるわけね。

 

もちろん、断りまくると、

病院の方から当直に二度と来るな!クソ医者!ってなるんだけど

(当然診れば診るほど病院の儲けになるからね)

 

でも、大学病院とか、市中病院(なんとか市民病院とかね)では

インセンティブなんてものは全く発生しないので

 

断れば一晩中平和、受ければ戦場ってなるわけ。

そして、結果が悪くて、訴えてやるぞ!ってことにも巻き込まれない訳

 

う~~~~んと

普通なら断るよね~

 

なんで、医者って受けるんだろうね、36時間寝れない可能性もあるのに

治療の結果によれば、数億の訴訟を抱えたり、医師免許はく奪されたりするのに

 

働き方改革とやらで、当直医が不足する事が予想されているとかいないとかで

救急なんてなくなればいいのにと、やりながら思うんだなあ。

 

運が悪かったってことで、ってならないですか?